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発心集『叡実、路頭の病者を憐れむ事』の品詞分解

著者名: 走るメロス
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テスト対策にも!発心集『叡実、路頭の病者を憐れむ事 』の品詞分解

このテキストでは、発心集の一節『叡実、路頭の病者を憐れむ事』の品詞分解を記しています。

発心集とは

発心集は、鎌倉時代初期の仏教説話集です。編者は、方丈記で有名な鴨長明です。



品詞分解

※名詞は省略してあります。

山に叡実阿闍梨といひて、貴き人ありけり。帝の御悩み重くおはしましけるころ、召しければ、たびたび辞し申しけれど、

に、格助詞
叡実阿闍梨
格助詞
いひハ行四段活用・連用形
て、接続助詞
貴き形容詞・ク活用・連体形
ありラ行変格活用・連用形
けり。過去の助動詞・終止形
格助詞
御悩み
重く形容詞・ク活用・連用形
おはしまし尊敬の補助動詞・サ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
ころ、
召しサ行四段活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
たびたび副詞
辞しサ行変格活用・連用形
申し謙譲の補助動詞・サ行四段活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ど、接続助詞


重ねたる仰せ否びがたくて、なまじひにまかりける道に、あやしげなる病人の、足手もかなはずして、ある所の築地のつらに平がり臥せるありけり。

重ねナ行下二段活用・連用形
たる存続の助動詞・連体形
仰せ
否びがたく形容詞・ク活用・連用形
て、接続助詞
なまじひに形容動詞・ナリ活用・連用形
まかりラ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
に、格助詞
あやしげなる形容動詞・ナリ活用・連体形
病人
の、格助詞
足手
係助詞
かなはハ行四段活用・未然形
打消の助動詞・連用形
して、接続助詞
ある連体詞
格助詞
築地
格助詞
つら
格助詞
平がりラ行四段活用・連用形
臥せサ行四段活用・已然形
存続の助動詞・連体詞
ありラ行変格活用・連用形
けり。過去の助動詞・終止形




阿闍梨これを見て、悲しみの涙を流しつつ、車よりおりて、あはれみとぶらふ。

阿闍梨
これ代名詞
格助詞
マ行上一段活用・連用形
て、接続助詞
悲しみ
格助詞
格助詞
流しサ行四段活用・連用形
つつ、接続助詞
より格助詞
おりら行上二段活用・連用形
て、接続助詞
あはれみマ行四段活用・連用形
とぶらふ。ハ行四段活用・終止形




畳求めて敷かせ、上に仮屋さしおほひ、食ひ物求めあつかふほどに、やや久しくなりにけり。

求めマ行下二段活用・連用形
接続助詞
敷かカ行四段活用・未然形
せ、使役の助動詞・連用形
格助詞
仮屋
さしおほひ、ハ行四段活用・連用形
食ひ物
求めマ行下二段活用・連用形
あつかふハ行四段活用・連体詞
ほど
に、格助詞
やや副詞
久しく形容詞・シク活用・連用形
なりラ行四段活用・連用形
完了の助動詞・連用形
けり。過去の助動詞・終止形




勅使、「日暮れぬべし。いといと便なき事なり。」といひければ、「参るまじき。かく、その由を申せ。」といふ。御使ひおどろきて、ゆゑを問ふ。

勅使、
「日
暮れラ行下二段活用・連用形
強意の助動詞・終止形
べし。推量の助動詞・終止形
いといと副詞
便なき形容詞・ク活用・連体詞
なり。」断定の助動詞・終止形
格助詞
いひハ行四段活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
「参るラ行四段活用・終止形
まじき。打消意志の助動詞・連体詞
かく、副詞
代名詞
格助詞
格助詞
申せ。」サ行四段活用・命令形
格助詞
いふ。ハ行四段活用・終止形
御使ひ
おどろきカ行四段活用・連用形
て、接続助詞
ゆゑ
格助詞
問ふ。ハ行四段活用・終止形


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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 高等学校古典B』 第一学習社

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