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文法 / 文法 枕草子『翁丸・上にさぶらふ御猫は』の品詞分解
著者名:
走るメロス
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枕草子『上にさぶらふ御猫は』
ここでは、枕草子の中の枕草子『上にさぶらふ御猫は』の「上にさぶらふ御猫は」から始まる部分の品詞分解を行っています。書籍によっては「翁丸」や「命婦さまといふ御猫」と題するものもあるようです。
品詞分解
※名詞は省略しています。
上
に(格助詞)
さぶらふ(ハ行四段活用・連体形)
御猫
は、(係助詞)
冠
に(断定の助動詞・連用形)
て(接続助詞)
命婦のおおとど
とて(格助詞)、
いみじう(形容詞・シク活用・連用形のウ音便)
をかしけれ(形容詞・シク活用・已然形)
ば(接続助詞)、
かしづか(カ行四段活用・未然形)
せ(尊敬の助動詞・連用形)
給ふ(補助動詞・ハ行四段活用・連体形)
が(格助詞)、
端
に(格助詞)
出で(ダ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
臥し(サ行四段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
に(接続助詞)、
乳母
の(格助詞)
馬の命婦、
「あな(感動詞)、
まさな(形容詞・ク活用の語幹)
や(間投助詞)。
入り(ラ行四段活用・連用形)
給へ(補助動詞・ハ行四段活用・命令形)。」
と(格助詞)
呼ぶ(バ行四段活用・連体形)
に(接続助詞)、
日
の(格助詞)
射し入り(ラ行四段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
に(格助詞)、
眠り(ラ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
居(ワ行上一段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
を(格助詞)、
おどす(サ行四段活用・終止形)
とて(格助詞)、
「翁丸、
いづら(代名詞)。
命婦のおとど
食へ(ハ行四段活用・命令形)。」
と(格助詞)
言ふ(ハ行四段活用・連体形)
に(接続助詞)、
まこと
か(係助詞)
とて(格助詞)、
痴者
は(係助詞)
走りかかり(ラ行四段活用・連用形)
たれ(完了の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
おびえ惑ひ(ハ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
御簾
の(格助詞)
内
に(格助詞)
入り(ラ行四段活用・連用形)
ぬ(完了の助動詞・終止形)。
朝餉の間
に(格助詞)、
上
おはします(サ行四段活用・連体形)
に(接続助詞)、
御覧じ(サ行変格活用・連用形)
て(接続助詞)
いみじう(形容詞・シク活用・連用形のウ音便)
驚か(カ行四段活用・未然形)
せ(尊敬の助動詞・連用形)
給ふ(補助動詞・ハ行四段活用・終止形)。
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『教科書 精選古典B』大修館 |
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
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