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古文単語「あらまほし/有らまほし」の意味・解説【連語・形容詞】

著者名: 走るメロス
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あらまほし/有らまほし

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「あらまほし/有らまほし」には、
①連語
②形容詞
としての用法がある。
①連語

ラ変動詞「あり」の未然形「あら」と希望の助動詞「まほし」が一語になったもの。
意味

〜でありたい、〜であってほしい、あってほしい

[出典]:仁和寺にある法師 徒然草
「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。」

[訳]:ちょっとしたことにも、先導役はあってほしいものである。


②形容詞・シク活用

意味

未然形あらまほしくあらまほしから
連用形あらまほしくあらまほしかり
終止形あらまほし
連体形あらまほしきあらまほしかる
已然形あらまほしけれ
命令形あらまほしかれ

理想的である、好ましい、申し分ない

[出典]家居のつきづきしく 徒然草
「家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。」

[訳]:住まいが(住む人に)似つかわしく、好ましいことは、(家が現世における)一時的な住まいとは思うけれど、興味をひかれるものです。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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