品詞分解
源氏物語『桐壺』(前の世にも御契りや〜)の品詞分解
単語・文法解説
| (※1)めづらかなる | 形容動詞「めづらかなり」の連体形。めったにない |
| (※2)寄せ | 後ろ盾 |
| (※3)もてかしづき | カ行四段活用「もてかしづく」の連用形。大切に育てる |
| (※4)聞こゆ | 補助動詞なので、ここでは「申し上げる」と訳す |
| (※5)にほひ | ここでは「生き生きとした美しさ」と訳す |
| (※6)おほかた | 普通 |
| (※7)やむごとなき | 形容詞「やむごとなし」の連体形。大切である |
| (※8)かしづき | カ行四段活用「かしづく」の連用形。大切に育てる |
| (※9)上宮仕へ | 天皇の側で日常の世話をすること |
| (※10)おぼえ | 世間の評判 |
| (※11)遊び | この時代の遊びとは、管弦楽を奏でることや和歌を詠むことなどを指す |
| (※12)大殿籠り | ラ行四段活用「大殿籠る」の連用形。「寝」の尊敬語。お休みになる |
| (※13)御蔭 | 御庇護 |
| (※14)おとしむ | さげすむ、ねたむ |
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源氏物語は、文字で読むには非常に難解な物語だと思います。一人の人物を指す言葉が何パターンもあるというのが理由の一つです。例えば第一帖「
桐壺」に出てくる
・男御子
・御子
・君
・若宮
・宮
・源氏の君
・光る君
・源氏
という言葉はすべて、光源氏のことを指しています。光源氏の初恋の相手である藤壺を指す言葉は「先帝の四の宮、后の宮の姫宮、藤壺、御方、宮、かかやく日の宮」、桐壺更衣をいじめる弘徽殿女御を指す言葉は「右大臣の女御、一の御子の女御、弘徽殿、御方、女御、弘徽殿の女御、春宮の女御」と、非常に多くの表現が用いられており、このことが源氏物語を読みづらくしている要因の一つだと思います。そこでお勧めなのが漫画でイメージを掴むことです。特にここで紹介する
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関連テキスト
・源氏物語「
桐壷・光源氏の誕生」
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・源氏物語「
葵・物の怪の出現」
・源氏物語「
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・源氏物語「
御法・紫の上の死」
著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は2億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。