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9_80 ことば / 単語

古文単語「いろこのむ/色好む」の意味・解説【連語】

著者名: 走るメロス
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いろこのむ/色好む

このテキストでは、古文単語「いろこのむ/色好む」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

名詞「色」とマ行四段活用の動詞「好む」がくっついた連語。
連語

意味

恋愛の情趣を理解している

[出典]花は盛りに 徒然草
「逢はでやみにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、長き夜をひとり明かし、遠き雲居を思ひやり、浅茅が宿に昔をしのぶこそ、色好むとはいはめ。」

[訳]:逢わずに終わった(恋の)辛さを思い、はかない逢瀬を嘆き、長い夜を一人で明かして、遠く離れた所(にいる恋人のこと)をはるかに思い、チガヤの生い茂った荒れ果てた家で昔(の恋)を思い出して懐かしむことこそ、恋愛の情趣を理解すると言えよう。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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