円を境界線とする領域
"x²+y²>r²"や"x²+y²>r²"の表す領域についてはすでにみてきました。今回は、"
x²+y²-2x+4y+4>0"のような形をした不等式の領域について考えていきます。
まず、与えられた式を"x²+y²-2x+4y+4
=0"としたとき、この式は円の方程式であることが考えられます。ということで"x²+y²-2x+4y+4>0"を"(x-a)²+(y-b)²>r²"の形に変形してみます。
x²+y²-2x+4y+4>0
(x²-2x+1)-1+(y²+4y+4)-4+4>0
(x-1)²+(y+2)²>1 -①
ここまで計算ができたら、後は
"x²+y²>r²"や"x²+y²>r²"の表す領域と同じ考え方です。
①を"(x-1)²+(y+2)²=1"として図を描くと、(1,-2)を中心とする半径1の円が描けます。
"(x-1)²+(y+2)²
>1"ということは、円"(x-1)²+(y+2)²=1"の外側が不等式の表す領域となります。