放物線と直線の共有点
2次関数"y=ax²+bx+c"と直線"y=a'x+b'"の共有点を求めるには、
2つの式を連立させて、2つの式を同時に満たすxとyの値を求めるんでしたね。
ここでは応用編で、"y=−x²+2"と"y=−4x+k"が接するときのkの値を求めてみたいと思います。
前回のテキストでは2次関数と直線が共有点をもつためのkの範囲について考えましたが、ここでは2次関数と直線が
接する場合です。
解法
■その①:2つの式を連立させる
y=−x²+2
y=−4x+k
を連立させて整理します。
−x²+2=−4x+k
x²−4x+k−2=0 ー①
■その②:判別式Dを用いる
①で求まった2次方程式に、
判別式Dを用います。
2次関数のグラフとx軸との共有点の数を調べるのと同様に、D>0であれば共有点は2つ、D=0であれば共有点は1つ、D<0であれば共有点はなしとなります。
接するとは共有点が1つと同じ意味なので、D=0の場合を調べます。
D=b²−4acにa=1、b=−4、c=k−2を代入します。
(−4)²−4・1・(k−2)=16−4k+8=24−4k
共有点を持つためには、D=0であればよいので
24−4k=0
−4k=ー24
k=6
つまり"k=6"のときに"y=−x²+2"と"y=−4x+k"が接することになります。