共有点とは
ここで学習する「2次関数のグラフとx軸との
共有点」とは、
2次関数のグラフとx軸とが交わる点のことをいいます。グラフによっては、共有点が2個だったり、1個、またx軸との共有点がないというグラフもあります。
この単元では
「共有点の座標を求めなさい」という問題がよく出題されるので、そこを詳しくみていきましょう。
2次関数のグラフとx軸との共有点の座標
2次関数のグラフとx軸との共有点の座標を調べていきます。
まずは次のことを覚えましょう。
"y=ax²+bx+c"とx軸との共有点のx座標は、2次方程式ax²+bx+c=0"の解と等しい
問題
2次関数"y=2x²+4x−6"とx軸との共有点の座標を求めなさい
先ほど説明した、「"y=ax²+bx+c"とx軸との共有点のx座標は、2次方程式ax²+bx+c=0"の解と等しい」にならって解いてみましょう。
まず2次方程式2x²+4x−6=0の解を求めます。
2x²+4x−6=0 ー①
(2x−2)(x+3)=0
x=1、−3
つまり共有点のx座標は、x=1、x=−3となることがわかります。
この値を①に代入して
x=1のときy=0
x=−3のときy=0
この計算からわかるように、共有点のy座標は必ず0となります。これはグラフで確認をするとよくわかります。
そもそも共有点とは2次関数のグラフとx軸とが交わる点のことをいうので、当たり前といえば当たり前のことです。