植物とひとことで言っても、種をつくるものやつくらないもの、花を咲かすものや咲さないものなど、さまざまな種類の植物が存在しています。その中でも、種をつくるのかつくらないのかというのは、植物を分類する上でとても大きなファクターです。
種をつくる植物のことを
種子植物と言います。
種子植物の種類
種子植物は大きく分けて、
被子植物と
裸子植物とにわけられます。
被子植物
胚珠が子房のなかにあるもの。胚珠とは種になる部分のことです。被子植物は、さらに
双子葉類と
単子葉類にわけることができます。
■双子葉類
双子葉類とは、
発芽するときに葉が2つあり、また葉脈が網状になっているものを言います。葉脈とは、葉っぱをみたときに、葉全体にある筋のようなもののことです。さらに細かくわけると、花が咲いたときに花びらがくっついている
合弁花類(たとえばアサガオ、タンポポ)と花びらがたがいに離れている
離弁花類(サクラ、バラ)があります。
■単子葉類
単子葉類とは、
発芽したときに葉が1つで、また葉脈が平行になっているものを言います。チューリップやイネ、スイセンなどがこれにあたります。
裸子植物
裸子植物とは、胚珠がむき出しになっている植物のことで、マツやスギ、ヒノキなどがこれにあたります。