種子を作る植物には必ず、
おしべと
めしべがあります。花には、1つの花の中におしべとめしべがある
両性花と、おしべとめしべがバラバラにある
単性花があります。
おしべ
人間でいう男性にあたります。
花粉を作っているのがおしべです。花粉をつつんでいる
やくとよばれる部分と、それを支える
花糸と呼ばれる部分からできています。
時期がくると
やくはやぶれて花粉がとぶようになります。花粉が目指すのはめしべですが、風にゆられてとんでいくものもあれば、蜜をすいにきた昆虫の体に花粉をつけてめしべまで運んでもらうも花もあります。
めしべ
人間でいう女性にあたります。
柱頭、
子房、
花柱の3つからなります。
柱頭はめしべの先端にあり、花粉がつきやすいようにザラザラとしています。
子房はめしべの基にあり、中に
胚珠が入っています。花粉がめしべについて受粉をすると、
子房は実となり胚珠は種となります。花柱は柱頭と子房とをつなぐ部分のことを言います。