「つひに本意のごとくあひにけり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
「
くらべこし
振り分け髪も肩過ぎぬ君ならずしてたれか
あぐべき」など言ひ言ひて、
つひに本意のごとく
あひにけり。
現代語訳・口語訳・意味
「(あなたと長さを)比べ合っていた私の振り分け髪も、(長くなって)肩を過ぎました。あなた以外の誰のためにこの髪を結い上げましょうか。」などと言い交わして、
とうとうかねてからの希望の通り結婚したのでした。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| つひに | 副詞 |
| 本意 | 名詞 |
| の | 格助詞 |
| ごとく | 比況の助動詞「ごとし」の連用形 |
| あひ | ハ行四段活用「あふ」の連用形 |
| に | 完了の助動詞「ぬ」の連用形 |
| けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
主な出典
【伊勢物語『筒井筒』】
さて、この隣の男のもとより、かくなむ、「筒井つの 井筒にかけし まろがたけ 過ぎにけらしな 妹見ざるまに」女、返し、「くらべこし振り分け髪も肩過ぎぬ君ならずしてたれかあぐべき」など言ひ言ひて、つひに本意のごとくあひにけり。