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枕草子『宮に初めて参りたるころ』(昼つかた、今日はなほ参れ〜)の品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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枕草子『宮に初めて参りたるころ』
このテキストでは、枕草子の一節『宮に初めて参りたるころ』の「昼つかた、『今日は、なほ参れ』〜」から始まる部分の品詞分解を記しています。『宮に初めて参りたるころ』の冒頭部分の品詞分解は、下記を参照してください。
※前回のテキスト:枕草子『宮に初めて参りたるころ』の品詞分解
※現代語訳:枕草子『宮に初めて参りたるころ』(昼つかた〜)現代語訳・口語訳と文法解説
枕草子とは
枕草子は清少納言によって書かれたとされる随筆です。清少納言は平安時代中期の作家・歌人で、一条天皇の皇后であった中宮定子に仕えました。ちなみに枕草子は、兼好法師の『徒然草』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
単語 | 品詞 | 敬意の向き |
昼つかた、 | ー | ー |
「今日 | ー | ー |
は、 | 係助詞ー | ー |
なほ | 副詞 | ー |
参れ。 | ラ行四段活用「まゐる」の命令形 | 謙譲語:作者→中宮定子 |
雪 | ー | ー |
に | 格助詞 | ー |
曇り | ラ行四段活用「くもる」の連用形 | ー |
て | 接続助詞 | ー |
あらはに | ナリ活用の形容動詞「あらはなり」の連用形 | ー |
も | 係助詞 | ー |
ある | ラ行変格活用「あり」の連体形 | ー |
まじ。」 | 打消推量の助動詞「まじ」の終止形 | ー |
など、 | 副助詞 | ー |
たびたび | 副詞 | ー |
召せ | サ行四段活用「めす」の已然形 | 尊敬語:作者→中宮定子 |
ば、 | 接続助詞 | ー |
こ | 代名詞 | ー |
の | 格助詞 | ー |
局 | ー | ー |
の | 格助詞 | ー |
あるじ | ー | ー |
も、 | 係助詞 | ー |
「見苦し。 | シク活用の形容詞「みぐるし」の終止形 | ー |
さ | 副詞 | ー |
のみ | 副助詞 | ー |
やは | 係助詞(または係助詞「や」+係助詞「は」) | ー |
篭り | ラ行四段活用「こもる」の連用形 | ー |
たら | 存続の助動詞「たり」の未然形 | ー |
む | 意志の助動詞「む」の終止形 | ー |
と | 格助詞 | ー |
する。 | サ行変格活用「す」の連体形:係り結び | ー |
あへなき | ク活用の形容詞「あへなし」の連体形 | ー |
まで | 副助詞 | ー |
御前 | ー | ー |
許さ | サ行四段活用「ゆるす」の未然形 | ー |
れ | 受身の助動詞「る」の未然形 | ー |
たる | 完了の助動詞「たり」の連体形 | ー |
は、 | 係助詞 | ー |
さ | 副詞 | ー |
おぼしめす | サ行四段活用「おぼしめす」の連体形 | 作者→中宮定子 |
やう | ー | ー |
こそ | 係助詞 | ー |
あら | ラ行変格活用「あり」の未然形 | ー |
め。 | 推量の助動詞「む」の已然形:係り結び | ー |
思ふ | ハ行四段活用「おもふ」の連体形 | ー |
に | 格助詞 | ー |
たがふ | ハ行四段活用「たがふ」の連体形 | ー |
は | 係助詞 | ー |
にくき | ク活用の形容詞「にくし」の連体形 | ー |
もの | ー | ー |
ぞ。」 | 係助詞 | ー |
と、 | 格助詞 | ー |
ただ | 副詞 | ー |
いそがし | サ行四段活用「いそがし」の連用形 | ー |
に | 格助詞 | ー |
出だし立つれ | タ行下二段活用「いだしたつる」の已然形:係り結び | ー |
ば、 | 接続助詞 | ー |
あれ | 代名詞 | ー |
に | 断定の助動詞「なり」の連用形 | ー |
も | 係助詞 | ー |
あら | ラ行変格活用「あり」の未然形 | ー |
ぬ | 打消の助動詞「ず」の連体形 | ー |
心地 | ー | ー |
すれ | サ行変格活用「す」の已然形 | ー |
ど | 接続助詞 | ー |
参る | ラ行四段活用「まゐる」の連体形 | 謙譲語:作者→中宮定子 |
ぞ、 | 係助詞 | ー |
いと | 副詞 | ー |
苦しき。 | シク活用の形容詞「くるし」の連体形:係り結び | ー |
火焼屋 | ー | ー |
の | 格助詞 | ー |
上 | ー | ー |
に | 格助詞 | ー |
降り積み | マ行四段活用「ふりつむ」の連用形 | ー |
たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 | ー |
も、 | 係助詞 | ー |
めづらしう、 | シク活用の形容詞「めづらし」の連用形「めづらしく」のウ音便 | ー |
をかし。 | シク活用の形容詞「をかし」の終止形 | ー |
※現代語訳:枕草子『宮に初めて参りたるころ』現代語訳・口語訳と文法解説
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