新規登録 ログイン

9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

「はや夜も明けなむと思ひつつゐたりける」の現代語訳・品詞分解

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
「はや夜も明けなむと思ひつつゐたりける」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

はや夜も明けなむと思ひつつたりけるに、鬼はや一口に喰ひてけり。


現代語訳・口語訳・意味

行先はたくさんあり、夜も更けてしまったので、鬼のいるところとも知らないで、雷までもが大変ひどく鳴り、雨もひどく降ったので、荒れ果てた蔵に、女性を奥に押し込んで、男は弓とやなぐいを背負って扉の前に居る。はやく夜も明けてほしいと思いながらいたところ、鬼はたちまち一口に(女性を)食べてしまいました。


品詞分解

単語品詞
はや副詞
名詞
係助詞
明けカ行下二段活用「あく」の未然形
なむ終助詞
格助詞
思ひハ行四段活用「おもふ」の連用形
つつ接続助詞
ワ行上一段活用「ゐる」の連用形
たり存続の助動詞「たり」の連用形
ける過去の助動詞「けり」の連体形




主な出典

伊勢物語「芥川」
行く先多く、夜も更けにければ、鬼あるところとも知らで、神さへいといみじう鳴り、雨もいたう降りければ、あばらなる蔵に、女をば奥に押し入れて、男、弓・やなぐひを負ひて、戸口にをり。はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、鬼はや一口に喰ひてけり。
Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 0 pt 
 役に立った数 0 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。