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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

小野小町『色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける』現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、古今和歌集に収録されている歌「色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける」の原文、現代語訳(口語訳)と解説、そして品詞分解を記しています。



※古今和歌集(こきんわかしゅう)は、平安時代前期の勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)です。勅撰和歌集とは、天皇や上皇の命令により編集された和歌集のことです。

作者

小野小町(おののこまち/をののこまち)。生没年不詳。平安時代前期の歌人で、六歌仙・三十六歌仙に名を連ねた。歌の才能とその美貌で知られているが、詳細は不明。

原文

色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける

ひらがなでの読み方

いろみえで うつろふものは よのなかの ひとのこころの はなにぞありける

現代語訳(口語訳)

(草木や花であれば、色あせていく様が目に見えるけれど、)外見には見えずに色あせてしまう(変わってしまう)ものは、人の心に咲く花であったのだなぁ。



単語

形あるもの、目で見ることのできるもの
移ろふ人の心が他に動く、花の色があせる
世の中男女の恋の中
花にぞありける「ぞ~ける」で係り結びの法則


品詞分解

※名詞は省略しています。



見えマ行下二段活用・未然形
接続助詞
移ろふハ行四段活用・連体形
もの
係助詞
世の中
格助詞
格助詞
格助詞
断定の助動詞・連用形
係助詞
ありラ行変格活用・連用形
ける詠嘆の助動詞・連体形

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『教科書 新国語総合 古文編』 教育出版
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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