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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

「 ただ一度にいらへむも、 待ちけるかともぞ思ふ」の現代語訳

著者名: 走るメロス
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「 ただ一度にいらへむも、 待ちけるかともぞ思ふ」の現代語訳・口語訳・意味

原文

この児、定めて驚かさむずらむと待ちゐたるに、僧の、「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」と言ふを、うれしとは思へども、ただ一度にいらへむも、 待ちけるかともぞ思ふとて、今一声呼ばれていらへむと、念じて寝たるほどに、


現代語訳・口語訳・意味

この子どもは、きっと(僧たちが自分を)起こすだろうと(思って)待ち続けていたところ、僧が「もしもし。目をお覚まし下さい。」と言うのを、嬉しいとは思うのですが、すぐ一度で返事をするのも、(僧たちが、呼ばれるのを)待っていたと思う(のも困る)ので、もう一度呼ばれて返事をしようと(思って)、我慢して寝ているうちに...


品詞分解

ただ副詞
一度名詞
格助詞
いらへハ行下二段活用「いらふ」の未然形
婉曲・仮定の助動詞「む」の連体形
も、係助詞
待ちタ行四段活用「まつ」の連用形
ける過去の助動詞「けり」の連体形
係助詞
格助詞
係助詞
係助詞
思ふハ行四段活用「おもふ」の連体形



主な出典

宇治拾遺物語「児のそら寝」
この児、定めて驚かさむずらむと待ちゐたるに、僧の、「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」と言ふを、うれしとは思へども、ただ一度にいらへむも、 待ちけるかともぞ思ふとて、今一声呼ばれていらへむと、念じて寝たるほどに...
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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