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受験に出題された、覚えておきたい四字熟語①

著者名: 春樹
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受験に出題された、覚えておきたい四字熟語①

四字熟語は、四つの漢字で構成された熟語のことで、その起源は中国の古典や仏教経典などにあります。多くの四字熟語は、人生の教えや格言、事物の状態や心情を表現するために使われます。四字熟語は、日本語の表現力を向上させるだけでなく、文化や歴史に触れる機会を与えてくれます。

ここでは、2012年度の中学入試によく出題された四文字熟語の意味、由来や同じ意味をもつ言葉について説明しています。数が多いですので、何回かにわたってみていきましょう。日能研の中学入試問題データを参照しています。

一生懸命(いっしょうけんめい)

◆意味
物事を命がけですること。必死にすること。

◆使い方
地区大会にそなえて、一生懸命に練習をする。

◆由来
中世の武士が、ご先祖さまから引き継いだ自分の土地を何がなんでも守ろうとする姿から「一所懸命」(いっしょけんめい)という言葉ができました。つまりひとつの所(自分の土地)を何としてでも守ります。ということです。これが変化して「一生懸命」になったといわれています。
中途半端(ちゅうとはんぱ)

◆意味
ものごとが完成までいきつかない様子。

◆使い方
テストの勉強をしようにも、何もかもが中途半端で何からやっていいのかわからない。

◆似たような意味を持つ言葉
『帯に短し、たすきに長し』
ここに布があるのだけど、帯にするには短すぎるし、たすきにするには長すぎるし・・結局つかえないな。どっちつかずだなこりゃ。というニュアンスから、中途半端と似たような意味で使われます。
自分勝手(じぶんかって)

◆意味
人のことを考えずに、自分のためだけになるようにふるまうこと。

◆使い方
自分勝手な考え方はやめてチームのことを考えよう。

◆似たような意味を持つ言葉
『わがまま』
自分の思いのままにする。という意味から自分勝手と似たような意味で使われます。
絶体絶命(ぜったいぜつめい)

◆意味
かなりピンチな状態。絶対に逃げることができない状態。
※「絶絶命」と書かないように気をつけましょう。

◆使い方
寝坊しちゃってテストに間に合わない。絶体絶命のピンチだ!
以心伝心(いしんでんしん)

言葉にしなくても、おたがいの気持ちが伝わること。

◆使い方
僕らは言葉がなくても理解しあえる。つまり以心伝心だ。

◆由来
もともとは仏教の言葉で、言葉では伝えることのできない真理というものを、師匠が弟子の心に伝えることの意味でした。
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・受験に出題された、覚えておきたい四字熟語①

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『広辞苑』 岩波書店

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