いらふ/答ふ/応ふ
このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「
いらふ/答ふ/応ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
ハ行下二段活用
未然形 | いらへ |
連用形 | いらへ |
終止形 | いらふ |
連体形 | いらふる |
已然形 | いらふれ |
命令形 | いらへよ |
■意味1:自動詞
返事をする。
[出典]:
児のそら寝 宇治拾遺物語
「うれしとは思へども、ただ一度に
いらへむも、 待ちけるかともぞ思ふとて...」
[訳]:嬉しいとは思うのですが、すぐ一度で
返事をするのも、(呼ばれるのを)待っていたと(僧たちが)思うかもと...