「御前去らずもてなさせ給ひしほどに」の現代語訳・口語訳・意味
原文
あながちに御前去らずもてなさせ給ひしほどに...
現代語訳・口語訳・意味
強引に
お側から離れないようにお取り扱いになったうちに...
品詞分解
| あながちに | ナリ活用の形容動詞「あながちなり」の連用形 |
| 御前 | ー |
| 去ら | ラ行四段活用「さる」の未然形 |
| ず | 打消の助動詞「ず」連用形 |
| もてなさ | サ行四段活用「もてなす」の未然形 |
| せ | 尊敬の助動詞「す」の連用形 |
| 給ひ | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用「たまふ」の連用形 |
| し | 過去の助動詞「き」の連体形 |
| ほど | ー |
| に、 | 格助詞 |
主な出典
【源氏物語「桐壷・光源氏の誕生」】
ある時には大殿籠り過ぐして、やがて候はせ給ひなど、あながちに御前去らずもてなさせ給ひしほどに、おのづから軽き方にも見えしを...