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23_80 化学:物質の変化と平衡 / 化学:電気分解/電池

イオン化傾向の大きい金属とその覚え方

著者名: 藤山不二雄
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イオン化傾向とは

イオン化傾向とは、ざっくり言うとイオンになりやすいかなりにくいかを表した指標です。特に金属が水や水溶液中でイオンになる性質のことを金属のイオン化傾向と言います。



金属のイオン化傾向

早速、金属のイオン化傾向をみてみましょう。
この順番を覚えておくと、電池の分野を学習するときに、どちらが+極になってどちらが-極になるのかが一目瞭然なので便利です。

{K,Ca,Na}>Mg>{Al,(Mn),Zn,Fe}>{Ni,(Cd),Sn,Pb}>{(H),Cu}>{Hg,Ag}>{Pt,Au}

※水素は金属ではりませんが、金属と同じく陽イオンとなるため、目安として入っています。

覚え方は様々ですが、ここでは筆者が高校生のときに習った覚え方を紹介しましょう。

貸そうかな、まぁあてにするなひどすぎる借金」と覚えます。

貸そうK(カリウム)
Ca(カルシウム)
Na(ナトリウム)
Mg(マグネシウム)
Al(アルミニウム)
Zn(亜鉛)
Fe(鉄)
Ni(ニッケル)
するSn(すず)
Pb(なまり)
H(水素)
Cu(銅)
Hg(水銀)
ぎるAg(銀)
Pt(白金)
Au(金)


※Ptは白金ですが借金と。そこはご愛嬌です。
※Mn(マンガン)、Cd(カドミウム)はこの頃には含まれていません。



電池だと、どっちが+極でどっちが-極か?

さて、話を電池にうつしましょう。
先程、このイオン化傾向を覚えておくと、電池の分野を学習するときに役立つと言いましたよね。2つの物質を使って電極を作るわけですが、イオン化傾向が強い、つまり左にある物質が-極に、イオン化傾向が弱い、つまり右にある物質が+極になると覚えておきましょう。
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『これでわかる 化学ⅠB』 文英堂編集部
『教科書 化学Ⅱ』 東京書籍

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