第二文型「S+V+C」
訳すときは「S=C」の第二文型
「私は、学生です」
この日本語の文を、次のように分けて考えます。
「①私は、 / ②学生です」
このとき、
②が①の性質を表していることがわかります。すなわち「①=②」が成り立っています。このように、
②が主語①の説明をしているタイプの文型を
第二文型と言います。
・英語勉強法】第一文型を例文でわかりやすく解説(S+VとS+V+M)
「①が何なのか、どういう状態にあるのか」を説明する②のことを「補語」と言い、英語では
Complement(コンプリメント)と表します。また、主語のことを英語では「
Subject」(サブジェクト)と表します。「S+V+C」のSとCはここからきています。
さて、SとCだけでは英文は完結しません。第二文型を訳すときは「S=C」だと述べましたが、SとCをつなぐ「=」が必要です。英語では、動詞がその役割を果たします。「動詞」は英語で「
Verb」(ヴァーブ)と言います。
【一口メモ】「S=C」の「=」を動詞(V)に置き換えると「S+V+C」となります。
※「S+V+C」の日本語訳は「SはCである(V)」です。
第二文型で使う動詞
実を言うと、「S=C」が成り立つ文はそこまで多くはありません。なぜなら「=」の役割を果たす動詞が限られているからです。覚える必要はありませんが、「S+V+C」の例文を見て、どのような動詞が第二文型に使われているかを確認してみましょう。
・She is happy.
日本語訳:
彼女は幸せです。
「S(She)=C(happy)」であり、「=」の役割をbe動詞「is」が担当しています。
・They are happy.
日本語訳:
彼ら(彼女ら)は幸せです。
「S(They)=C(happy)」であり、「=」の役割をbe動詞「are」が担当しています。
・She looks happy.
日本語訳:
彼女は幸せに見えます。
「S(She)=C(happy)」であり、「〜に見える」を意味する「look」が「=」の役割を担当しています。「look
s」となっているのは三人称単数だからですね。
・He feels good.
日本語訳:
彼は気分が良いです。
「S(He)=C(good)」であり、「感じる」を意味する「feel」が「=」の役割を担当しています。こちらも三人称単数のため動詞は「feel
s」となっています。
・He is at library.
日本語訳:
彼は図書館にいます。
「at library」を「図書館に」と訳すと、この例文は「彼」が「図書館に」という状態である、すなわち「S(He)=C(at library)」という構図であることがわかります。ここでは「=」の役割をbe動詞「is」が担当しています。
【一口メモ】日本語では、わかりやすくするためにbe動詞を「いる」と訳していますが、「at library」を「図書館にという状態である」と捉えると「S=C」の構図が理解できると思います。
be動詞、look、feelを見てきましたが、この他にも
seem | ~に見える |
appear | ~に見える |
keep | 〜のままである |
become | ~になる |
get | ~になる |
turn | ~になる |
make | ~になる |
smell | ~のにおいがする |
taste | ~の味がする |
sound | ~の(ように)聞こえる |
などが「=」の役割を果たす動詞です。
・【英語勉強法】第二文型を例文でわかりやすく解説(S+V+C)