5つの文型 S+V+C
今回は5つある文型のうちの2つ目です。前回は
S+Vについてのテキストでしたね。読む前に下記を確認してください。
S | subject | 主語 |
V | verb | 動詞 |
C | complement | 補語 |
O | object | 目的語 |
M | modifer | 修飾語 |
これからは主語をS、動詞をV、補語をC、目的語をO、修飾語をMと書きます。
それぞれ英語に直したときの頭文字からきています。
覚える必要はありませんが由来を知っておくのはいいでしょう。
第2文型 S+V+C
「
主語+述語+補語」の文型です。
第2文型は、主語、動詞、補語からなる文です。どのようなものがあるかというと
He is a teacher. 彼は先生です。
S V C
第2文型の補語は、
主語を説明している名詞や形容詞のことです。
つまり
S=Cとなれば第2文型ということです。
第1文型で
Mom is at kitchen.は第1文型であると説明しましたね。
しかし同じBe動詞を使った文章でも、今回の
He is a teacher.は第2文型となります。
これは、
S=Cかどうかをみてみれば一目瞭然です。
・Mom is at kitchen.の場合、
Mom=kitchenではありませんね。
・He is a teacher.の場合は、
He=a teacherですね。
Mom is at kitchen.での「Mom is」は、「
母はいます」と訳しましたが、
He is a teacher.の「He is」は、「
彼は~です」と訳さなければなりません。
「彼は~です」では
文章として成り立ちませんよね。
なので、「~」に入る「a teacher」という補語が必要になってくるのです。
これで前回の最後に質問した、
He is Tom.が何文型かわかるはずです。
ここでの「He is」は「彼は~です」と訳しますね。それだけでは文章は成り立ちませんよね。ですので、「Tom」という補語を「~」に入れる必要があります。
よって
He is Tom.は第2文型です。
第2文型の形をとる文、動詞はさほど多くはありません。いくつかご紹介しましょう。
状態を表すもの
be動詞(上の例文の参照)、keep(ずっと~である)、remain(~のままである)
Students kept quiet during the classroom. 生徒たちはクラスルームの間ずっと静かだった。
必ずしも「Students=quiet.」ではありませんが「生徒たちの状態=静か」という解釈ができますね。
変化を表すもの
become(~になる)、get(~になる)、grow(成長する)、turn(~に変わる)
He became a teacher. 彼は先生になった。
「He=a teacher」となりますね。
1つ注意しなければならないのは「get」という動詞です。
このgetはたくさんの意味を持っていますので、getが出てきたら第2文型とは先走らずに、きちんと文章を確認するようにしましょう。
第2文型になるgetは、「
get+形容詞」の場合です。
~のようだ、~に見える
look(~に見える)、seem(~のようだ)
She looks happy 彼女は幸せそうだ。
「She=happy」となりますね。
感覚を表すもの
feel(感じる)、smell(匂いがする)
I feel sick today. 今日は調子がよくない。
「I=sick」となりますね。
ここで紹介した動詞は意味は覚える必要はありますが、「becomeは第2文型」、のように覚える必要はないでしょう。文型をきかれたらその都度考えることをお勧めします。