前回のまとめ
前回のテキストでは、S、V、O、Cがそれぞれ何を意味しているのかについて説明をしました。
それぞれSは
主語、Vは
動詞、Oは
目的語、Cは
補語を意味するんでしたね。詳しい内容は、つながりテキストにある「S・V・O・Cって何をあらわしているの?」を参照してください。
英語の第1文型
それでは本題に入って、英語の第1文型の学習をしていきましょう。
第1文型の形はS+V
「SはVします」と訳します。
1:
I walk. 私は歩きます。
S V
2:
My father gets up very early. 私の父はとても早く起きます。
S V
英語の文を構成するS・V・O・Cの4つの要素のうち、
SとVだけを使った文のことを第1文型と言います。例文の1のような文だとわかりやすくていいですね。しかし実際に私たちが目にするのは、例文2のようにSとVの文のうしろに、更になにか単語がくっついている文です。
よく第1文型というと、「S+Vの文なんでしょ!?」と考えがちですが、本当は、「
S・V・O・Cの4つの要素からはSとVだけを使っているだけで、そのほかに単語がくっつくことだってあるんだよ」ということを頭に入れておかなければいけません。
「第1文型はS+Vの文」とではなくて、「S・V・O・C4つの要素のうち、SとVだけを使っているのが第1文型」と思ってもらった方がいいかもしれませんね。
第1文型だとみわけるテクニック
第1文型かどうか見分けるためには、動詞のところで文をバッサリと切ってみましょう。
My father gets up very early.
であれば、動詞「gets up」でバッサリと切ってみます。
My father gets up.
いかがですか?「very early」がなくても文として成立しますよね。このように、
主語と動詞だけできちんと文が成立していれば、その文は第1文型と言っていいでしょう。
第1文型の例文
第1文型の形をした文をいくつか挙げておきましょう。
ここに挙げるものはすべて覚えておいても損はないと思います。
3:
I go to school by bicycle.
私は自転車で学校へ行きます。
4:
Some girls are playing in the classroom.
クラスルームで女の子たちが遊んでいます。
※先ほど説明した、動詞の後ろでバッサリと切っても意味が通じるかを見てみましょう。
例文3だと、「I go」、例文4だと「girls are playing」となり、どちらも意味は通じますよね。
しかし1つだけ例外があります。それが「There is~,There are」で始まる文です。
There is~,There areの文
5:
There is a pen on the table.
テーブルの上にペンがあります。
6:
There are 7 days in a week.
1週間は7日あります。
これらの文は、動詞の後ろでバッサリ切ってしまうと意味が通じなくなってしまいます。しかしこれらは第1文型としてカウントされますので、ここはしっかりと覚えるしかありません。