「もよひ/催ひ」の意味・活用・使用例【名詞】
このテキストでは、古文単語「
もよひ/催ひ」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
準備すること、用意すること、支度。
[出典]:
世に従はん人は 徒然草
「真俗につけて、必ず果たし遂げんと思はん事は、機嫌を言ふべからず。とかくの
もよひなく、足を踏みとどむまじきなり。」
[訳]:仏道のことであれ世俗のことであれ、必ず最後までやり遂げようと思うようなことは、時機(が良いか悪いかなどと)言ってはなりません。(やり遂げようと思うようなことには)あれこれと
準備することなく、足を踏みとどめてはならないのです。