まどひありく/惑ひ歩く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
まどひありく/惑ひ歩く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
未然形 | まどひありか |
連用形 | まどひありき |
終止形 | まどひありく |
連体形 | まどひありく |
已然形 | まどひありけ |
命令形 | まどひありけ |
■意味:自動詞
さまよい歩く、あてもなく歩きまわる。
[出典]:
尼、地蔵を見奉ること 宇治拾遺物語
「地蔵菩薩は暁ごとに歩き給ふといふことを、ほのかに聞きて、暁ごとに、地蔵見奉らんとて、ひと世界
まどひありくに...」
[訳]:地蔵菩薩が夜明けごとにお歩きになるということを、かすかに聞いて、夜明けごとに、地蔵を見申し上げようと、辺り一帯を
さまよい歩いていると...