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古文単語「なにとなし/何と無し」の意味・解説【連語】

著者名: 走るメロス
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なにとなし/何と無し

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連語

代名詞「なに」と格助詞「と」、そして形容詞「なし」が一語になったもの。

意味1

たいしたことはない、どうということもない

[出典]忠度の都落ち 平家物語
「ことの体、何となうあはれなり」

[訳]:その(対面の)様子は、これということもなくしみじみとしています。

※「何となう」は「何となく」のウ音便。


意味2

すべてに渡っている、特定のものに限らず

[出典]:花は盛りに 徒然草
何となく葵懸け渡してなまめかしきに...」

[訳]すべてに渡って葵(の葉)を一面にかけて優雅なところに...


意味3

なんとなく、特別な意図や理由があるわけではなく

[出典]:枕草子
「霧も霞も隔てぬ空のけしきの、なにとなくすずろにをかしきに...」

[訳]:霞にも霧にも遮らない空の様子が、何となくわけもなく趣があるが...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
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