いくそばく/幾十許
このテキストでは、古文単語「
いくそばく/幾十許」の意味、解説とその使用例を記している。
副詞
■意味
どれほど、どれほどたくさん、どれだけ。
[出典]:
安元の大火 方丈記
「あるいは身一つ辛うじてのがるるも、資財を取り出づるに及ばず。七珍万宝さながら灰燼となりにき。その費(つひ)え、
いくそばくぞ。」
[訳]:ある者は体ひとつでやっとのことで逃げたものの、資材を取り出すことはできない。様々な貴重な財宝はすべて灰になってしまった。その損害は
どれほどであろうか。