枕草子『五月ばかりなどに』
このテキストでは、
清少納言が書いた
枕草子の一節「
五月ばかりなどに」(五月ばかりなどに山里にありく、いとをかし〜)の品詞分解を記しています。
※現代語訳:
枕草子『五月ばかりなどに(山里に歩く)』わかりやすい現代語訳と解説
※清少納言は平安時代中期の作家・歌人です。一条天皇の皇后であった中宮定子に仕えました。そして枕草子は、兼好法師の『徒然草』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
■五月ばかりなどに山里にありく、いとをかし。草葉も水もいと青く見えわたりたるに、上はつれなくて草生ひ茂りたるを、
| 五月 | ー |
| ばかり | 副助詞 |
| など | 副助詞 |
| に | 格助詞 |
| 山里 | ー |
| に | 格助詞 |
| ありく、 | カ行四段活用「ありく」の連体形 |
| いと | 副詞 |
| をかし。 | シク活用の形容詞「をかし」の終止形 |
| 草葉 | ー |
| も | 係助詞 |
| 水 | ー |
| も | 係助詞 |
| いと | 副詞 |
| 青く | ク活用の形容詞「あをし」の連用形 |
| 見えわたり | ラ行四段活用「みえわたる」の連用形 |
| たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 |
| に、 | 接続助詞 |
| 上 | ー |
| は | 係助詞 |
| つれなく | ク活用の形容詞「つれなし」の連用形 |
| て | 接続助詞 |
| 草 | ー |
| 生ひ茂り | ラ行四段活用「おひしげる」の連用形 |
| たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 |
| を、 | 格助詞 |
■ながながとたたざまに行けば、下はえならざりける水の、深くはあらねど、人などのあゆむに走り上がりたる、いとをかし。
| ながながと | 副詞 |
| たたざまに | 副詞 |
| 行け | カ行四段活用「ゆく」の已然形 |
| ば、 | 接続助詞 |
| 下 | ー |
| は | 係助詞 |
| え | 副詞 |
| なら | ラ行四段活用「なる」の未然形 |
| ざり | 打消の助動詞「ず」の連用形 |
| ける | 過去の助動詞「けり」の連体形 |
| 水 | ー |
| の、 | 格助詞 |
| 深く | ク活用の形容詞「ふかし」の連用形 |
| は | 係助詞 |
| あら | ラ行変格活用「あり」の未然形 |
| ね | 打消の助動詞「ず」の已然形 |
| ど、 | 接続助詞 |
| 人 | ー |
| など | 副助詞 |
| の | 格助詞 |
| あゆむ | マ行四段活用「あゆむ」の連体形 |
| に | 格助詞 |
| 走り | ラ行四段活用「はしる」の連用形 |
| 上がり | ラ行四段活用「あがる」の連用形 |
| たる、 | 存続の助動詞「たり」の連体形 |
| いと | 副詞 |
| をかし。 | シク活用の形容詞「をかし」の終止形 |
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