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古文単語「する/擦る/磨る/摩る/擂る」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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する/擦る/磨る/摩る/擂る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「する/擦る/磨る/摩る/擂る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「する」には
①刷る/摺る
②擦る/磨る/摩る/擂る
などの用法があるが、ここでは「②」を扱う。
ラ行四段活用

未然形すら
連用形すり
終止形する
連体形する
已然形すれ
命令形すれ


意味1:他動詞

こすり合わせる

[出典]:宇治拾遺物語
「これをむげの者は、手をすりて拝む。」

[訳]:(入水しようとしている僧を見て、)これを無教養な者は、手をこすり合わせて拝む。


意味2:他動詞

こすって研ぐ、磨く、墨などをする

[出典]にくきもの 枕草子
「硯に髪の入りて、すられたる。」

[訳]:硯に髪が入ったまま、(墨が)すられているの(はしゃくに障る)。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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