ばうず/亡ず
このテキストでは、サ行変格活用の動詞「
ばうず/亡ず」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行変格活用
未然形 | ばうぜ |
連用形 | ばうじ |
終止形 | ばうず |
連体形 | ばうずる |
已然形 | ばうずれ |
命令形 | ばうぜよ |
■意味1:自動詞
滅びる、死ぬ。
[出典]:
祇園精舎 平家物語
「天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、
亡じにし者どもなり。」
[訳]:天下が乱れていることを理解することをせず、民衆が悲しんでいることを理解しなかったので、(その栄華も)長く続くことはなく、
滅んでいった者たちである。