ちぎゃう/知行
このテキストでは、古文単語「
ちぎゃう/ちぎゃうす/知行/知行す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味1
土地を領有して支配することまたはその土地。
■意味2
江戸時代一万石以下の武士が領有した土地、知行所、俸禄。
サ行変格活用
サ行変格活用「す」が語尾につくことで、サ行変格活用の動詞「ちぎゃうす/知行す」となる。
未然形 | ちぎゃうせ |
連用形 | ちぎゃうし |
終止形 | ちぎゃうす |
連体形 | ちぎゃうする |
已然形 | ちぎゃうすれ |
命令形 | ちぎゃうせよ |
■意味:自動詞
土地を領有して支配する。
[出典]:
能登殿最期 平家物語
「ここに、土佐国の住人、安芸郷を
知行しける安芸大領実康が子に...」
[訳]:さて、土佐の住人で、安芸郷を
支配した安芸大領実康の息子に...