あさなあさな/朝な朝な
このテキストでは、古文単語「
あさなあさな/朝な朝な」の意味、解説とその使用例を記している。
※「あさなさな/朝なさな」ともいう。
副詞
■意味
毎朝毎朝、朝ごとに。
[出典]:
筑紫に、なにがしの押領使 徒然草
「『日ごろここにものし給ふとも見ぬ人々の、かく戦ひし給ふは、いかなる人ぞ。』と問ひければ、『年ごろ頼みて、
朝な朝な召しつる土大根らに候う。』と言ひて、失せにけり。」
[訳]:「普段こちらにいらっしゃるとも見えない方々が、このように戦ってくださるとは、どのようなお方ですか。」と質問してみたところ、 「長年(あなたが薬と)信頼して、
毎朝毎朝召し上がった大根らでございます。」と言って、消えてしまいました。