新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「おもひよる/思ひ寄る」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
おもひよる/思ひ寄る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「おもひよる/思ひ寄る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形おもひよら
連用形おもひより
終止形おもひよる
連体形おもひよる
已然形おもひよれ
命令形おもひよれ


意味1:自動詞

思いつく、考えが及ぶ、気がつく

[出典]今日はそのことをなさんと思へど 徒然草
「頼みたる方の事は違ひて、思ひ寄らぬ道ばかりは叶ひぬ。」

[訳]:あてにする方面のことは(期待と)食い違い、考えが及ばない方面のことだけが思い通りになる。


意味2:自動詞

心が引かれる、好意を持つ、愛着を覚える、思いをかけて相手に近寄る、言い寄る

[出典]:夕顔 源氏物語
「我がいとよく思ひ寄りぬべかりしことを、譲りきこえて...」

[訳]:自分がたいそうよく思いをかけて相手に近寄ることができるに違いなかったのを、(光源氏に)お譲り申し上げて...

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 9,674 pt 
 役に立った数 1 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。