こころうがる/心憂がる
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
こころうがる/心憂がる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | こころうがら |
連用形 | こころうがり |
終止形 | こころうがる |
連体形 | こころうがる |
已然形 | こころうがれ |
命令形 | こころうがれ |
※形容詞「心憂し」の語幹に接尾語「がる」がくっついたもの。
■意味:自動詞
情けなく思う、うんざりする。
[出典]:
筒井筒 伊勢物語
「手づからいひがひ取りて、笥子のうつはものに盛りけるを見て、
心憂がりて行かずなりにけり。」
[訳]:自分でしゃもじを手にとって、お米を盛る器に盛りつけているのを見て、(男は)
うんざりして行かなくなってしまいました。