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古文単語「くる/呉る」の意味・解説【ラ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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くる/呉る

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ラ行下二段活用

未然形くれ
連用形くれ
終止形くる
連体形くるる
已然形くるれ
命令形くれよ


意味1:他動詞

(人に)
与える

[出典]留志長者のこと 宇治拾遺物語
「人に物くるるこそ、我が子にて候はめ。」

[訳]:人に物を与える(方)こそ、我が子でございましょう。


意味2:他動詞

(人に物を)
与えてくれる

[出典]:友とするにわろき者 徒然草
「良き友三つあり。一つには、物くるる友。二つには、医師。三つには、知恵ある友。」

[訳]:良い友には三種類ある。ひとつ目は、物を与えてくれる友。ふたつ目は、医者。みっつ目は、知恵のある友。


意味3:補助動詞

(動詞の連用形+接続助詞「て」のあとについて)
〜してやる、〜してくれる

[出典]:太平記
「いかにもして杣山の城に入れ参らせてくれよ。」

[訳]:どのようにしてでも杣山の城にお入れ申し上げてくれ

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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