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古文単語「かぎりなし/限り無し」の意味・解説【形容詞ク活用】

著者名: 走るメロス
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かぎりなし/限り無し

このテキストでは、ク活用の形容詞「かぎりなし/限り無し」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

形容詞・ク活用

未然形かぎりなくかぎりなから
連用形かぎりなくかぎりなかり
終止形かぎりなし
連体形かぎりなきかぎりなかる
已然形かぎりなけれ
命令形かぎりなかれ


意味1

果てしない、際限がない

[出典]伊勢物語
「その河のほとりにむれゐて、思ひやればかぎりなく遠くも来にけるかなと、わびあへるに...」

[訳]:その川のほとりで集まり座って、(都へ)思いをはせると、果てしなく遠くまできたものだなあと、(皆で)一緒に気弱になっていると...


意味2

〜なことこの上ない、甚だしい

※この用法の場合、「〜なことかぎりなし」の形で用いられることが多い。
[出典]宇治拾遺物語
「僧たち笑ふことかぎりなし。」

[訳]:(これを聞いた)僧たちは笑うことこの上ない

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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