さかゆく/栄行く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
さかゆく/栄行く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
未然形 | さかゆか |
連用形 | さかゆき |
終止形 | さかゆく |
連体形 | さかゆく |
已然形 | さかゆけ |
命令形 | さかゆけ |
■意味:自動詞
繁栄していく、栄え続ける、ますます栄える。
[出典]:
あだし野の露消ゆるときなく 徒然草
「夕べの陽に子孫を愛して、
さかゆく末を見んまでの命をあらまし、ひたすら世をむさぼる心のみ深く...」
[訳]:夕日のような(残りわずかな)命の身で子や孫をかわいがり、(彼らが)
繁栄してゆく将来を見届けるまでの命を期待し、ただただこの世の利益や欲望に執着する心だけ強く...