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ことば / 単語 古文単語「うす/失す」の意味・解説【サ行下二段活用】
著者名:
走るメロス
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うす/失す
このテキストでは、サ行下二段活用の動詞「 うす/失す」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
サ行下二段活用
未然形 | うせ |
連用形 | うせ |
終止形 | うす |
連体形 | うする |
已然形 | うすれ |
命令形 | うせよ |
■意味1:自動詞
なくなる、消える。
[出典]: 平泉 奥の細道
「七宝散り うせて、珠の扉風に破れ...」
[訳]:宝は なくなり、珠宝で飾られた扉は風雨でいたみ...
■意味2:自動詞
いなくなる、姿を消す。
[出典]:更級日記 菅原孝標女
「みかど、きさき、皇女うせ給ひぬと思しまどひ...」
[訳]:帝や后は、皇女が姿を消されてしまったと途方に暮れなさり...
■意味3:自動詞
死ぬ、亡くなる。
[出典]: 九月二十日のころ 徒然草
「その人、ほどなく 失せにけりと聞き侍りし。」
[訳]:その人は、しばらくして 亡くなってしまったと伺いました。
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松尾芭蕉,
徒然草,
単語,
吉田兼好,
奥の細道,
古文単語,
兼好法師,
九月二十日のころ,
平泉,
更級日記,
菅原孝標女,
解説,
意味,
下二段活用,
うす,
失す,
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
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