新規登録 ログイン

9_80 文法 / 文法

大鏡『花山院の出家』(花山寺におはしましつきて〜)の品詞分解

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
『花山院の出家』

このテキストでは、大鏡の一節『花山院の出家』(花山寺におはしましつきて〜)の品詞分解を記しています。書籍によっては「花山天皇の出家・花山院の退位」と題するものもあるようです。



※前回のテキスト:大鏡『花山院の出家(あはれなることは〜)』の品詞分解

※現代語訳:大鏡『花山院の出家』(花山寺におはしましつきて〜)の現代語訳

大鏡は平安時代後期に成立したとされる歴史物語です。藤原道長の栄華を中心に、宮廷の歴史が描かれています。

品詞分解

※名詞は省略しています。


花山寺におはしましつきて、御髪下ろさせ給ひて後にぞ、粟田殿は、「まかり出でて、大臣にも、変はらぬ姿、いま一度見え、かくと案内申して、必ず参り侍らむ。」

花山寺
格助詞
おはしましつきカ行四段活用・連用形
て、接続助詞
御髪
下ろさサ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
接続助詞
格助詞
ぞ、係助詞
粟田殿
は、係助詞
「まかり出でダ行下二段活用・連用形
て、接続助詞
大臣
格助詞
も、係助詞
変はらラ行四段活用・未然形
打消の助動詞・連体形
姿、
いま副詞
一度
見え、ヤ行下二段活用・連用形
かく副詞
格助詞
案内
申しサ行四段活用・連用形
て、接続助詞
必ず副詞
参りラ行四段活用・連用形
侍ら丁寧の補助動詞・ラ行変格活用・未然形
む。」意志の助動詞・終止形



と申し給ひければ、「我をば謀るなりけり。」とてこそ泣かせ給ひけれ。

格助詞
申しサ行四段活用・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
「我代名詞
格助詞
係助詞
謀るラ行四段活用・連体形
なり断定の助動詞・連用形
けり。」詠嘆の助動詞・終止形
格助詞
接続助詞
こそ係助詞
泣かカ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
けれ。過去の助動詞・已然形



あはれに悲しきことなりな。日ごろ、よく、「御弟子にて候はむ。」と契りて、すかし申し給ひけむがおそろしさよ。

あはれに形容動詞・ナリ活用・連用形
悲しき形容詞・シク活用・連体形
こと
なり断定の助動詞・終止形
な。終助詞
日ごろ、副詞
よく、副詞
「御弟子
にて格助詞
候はハ行四段活用・未然形
む。」意志の助動詞・終止形
格助詞
契りラ行四段活用・連用形
て、接続助詞
すかしサ行四段活用・連用形
申し謙譲の補助動詞・サ行四段活用・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
けむ過去推量の助動詞・連体形
格助詞
おそろしさ
よ。終助詞


1ページへ戻る
前のページを読む
1/2
次のページを読む

Tunagari_title
・大鏡『花山院の出家』(花山寺におはしましつきて〜)の品詞分解

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
『教科書 高等学校古典B』 第一学習社
『教科書 精選古典B 』三省堂
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 166,932 pt 
 役に立った数 119 pt 
 う〜ん数 20 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。