倭の五王
倭の五王は、 讃・珍・済・興・武(さん・ちん・せい・こう・ぶ)といわれ、日本書紀に出てくる各天皇と比べられますが、確実なことはまだわかっていません。
讃(仁徳天皇or 応神・履中天皇)
珍(反正天皇or 仁徳天皇)
済(允恭天皇)
興(安康天皇)
武(雄略天皇)
5世紀末頃に在位した 雄略天皇は、稲荷山古墳から出土した鉄剣( 稲荷山古墳出土鉄剣)に金象嵌で 獲加多支鹵大王(わかたけるのおおきみ)と記されており、倭王武とも言われます。
(稲荷山古墳出土鉄剣)
倭王武は、478年に宋の順帝に上表文を奉り、高句麗との戦いの支援を要求したと伝えられています。
大和政権下の社会
氏姓制度
大和政権では、 氏姓制度という厳格な身分制度が取られ、大王家を中心とし、その支配下に地方の豪族を置く体制で国内を統治しました。
血縁をもとにした 氏(うじ)という同族集団が組織され、その長を 氏上、それ以外の構成員を 氏人と言いました。
家柄を示す称号を 姓(かばね)が用いられ、中央豪族には 臣(おみ)、連(むらじ)、地方豪族には 君(きみ)、直(あたえ)、渡来人には 忌寸(いみき)、史(ふひと)、村主(すぐり)というように分けられました。
| 臣(おみ) | 大王家などから分かれた皇別氏族。葛城・平群・和邇・巨勢・蘇我氏・吉備・出雲氏など。 |
| 連(むらじ) | 大王家とは祖先が異なる神別氏族。大伴・物部・中臣・忌部氏など。 |
| 君(きみ) | 大王家から分かれた小氏・筑紫・毛野など地方豪族の姓。 |
| 直(あたえ) | 5~6世紀に服属した国造に与えられた姓。 |
| 忌寸(いみき) | 直姓の国造、渡来人系に与えられた姓。 |
| 史(ふひと) | 首とともに渡来人系に与えられた姓。 |
| 村主(すぐり) | 渡来人の子孫に与えられた姓。 |
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『日本史用語集』 山川出版社 |
『詳説日本史』 山川出版社 |
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