本文をあらすじにまとめました
四面楚歌とは、『史記』の中の『項羽本紀』に収録されている、中国の戦国時代末期に起こった垓下の戦い(紀元前202年・楚漢戦争の最終局面)のエピソードです。
項王(楚軍・項羽)は、劉邦(漢軍・沛公)との戦いに敗れ、垓下という土地の城壁の中に立てこもっていました。ある夜、楚軍を包囲した漢軍のあちらこちらから楚の歌が聞こえてきました。これを聞いた項王は、楚の国が漢軍に寝返り自分は孤立していることを悟りました。
覚悟を決めた項王は、夜に起きて最後の宴を開きました。悲しくなった項王は、愛人の虞(ぐ)、愛馬の騅(すい)について歌を詠みます。項王は涙を流し、これを見ていた側近たちも項王を直視することができませんでした。
関連テキスト
・史記『
晏子之御(晏子の御)』
・史記『
鴻門之会・剣の舞』
・史記『
項王の最期・項王自刎』
・史記『
完璧帰趙』
・史記『
刎頸之交・刎頚の交わり』
・史記『
項王暴挙・楚人沐猴而冠耳』
・史記『
澠池之会・めんちの会』
著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。