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文法 / 文法 今昔物語『兵だつる者、我が影を怖るること』(兵立ちける者)の品詞分解1
著者名:
走るメロス
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今昔物語『兵だつる者、我が影を怖るること』
ここでは、今昔物語の中の『兵だつる者、我が影を怖るること』の品詞分解をしています。書籍によっては『兵立ちける者』とするものもあるようです。長いので2回にわたってお届けします。このテキストは第1回目です。
品詞分解
※名詞は省略してあります。
今
は(係助詞)
昔、
受領
の(格助詞)
郎等
し(サ行変格活用・連用形)
て(接続助詞)、
人
に(格助詞)
猛く(形容詞・ク活用・連用形)
見え(ヤ行下二段活用・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
格助詞と()
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
え(副詞)
も(係助詞)
言は(ハ行四段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・連用形)
兵だて(タ行下二段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
者
あり(ラ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
暁
に(格助詞)
家
を(格助詞)
出で(ダ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
もの
へ(格助詞)
行か(カ行四段活用・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
と(格助詞)
し(サ行変格活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
に(格助詞)、
夫
は(係助詞)
いまだ(副詞)
臥し(サ行四段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
に(格助詞)、
妻
起き(カ行上二段活用・連用形)
て(接続助詞)
食物
の(格助詞)
こと
など(副助詞)
せ(サ行変格活用・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
と(格助詞)
する(サ行変格活用・連体形)
に(接続助詞)、
有明
の(格助詞)
月
の(格助詞)、
板間
より(格助詞)
屋
の(格助詞)
内
に(格助詞)
差し入り(ラ行四段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
に(格助詞)、
月
の(格助詞)
光
に(格助詞)、
妻
の(格助詞)、
己
が(格助詞)
影
の(格助詞)
映り(ラ行四段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
を(格助詞)
見(マ行上一段活用・連用形)
て(接続助詞)、
髪
おぼとれ(ラ行下二段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
大きなる(形容動詞・ナリ活用・連体形)
童盗人
の(格助詞)、
物
取ら(ラ行四段活用・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
とて(格助詞)
入り(ラ行四段活用・連用形)
に(完了の助動詞・連用形)
ける(詠嘆の助動詞・連体形)
ぞ(係助詞)
と(格助詞)
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
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・今昔物語『兵だつる者、我が影を怖るること』(兵立ちける者)の品詞分解1
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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
『教科書 新編古典 古文編』東京書籍 |
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