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文法 / 文法 今昔物語『兵だつる者、我が影を怖るること』(兵立ちける者)の品詞分解2
著者名:
走るメロス
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今昔物語『兵だつる者、我が影を怖るること』
ここでは、今昔物語の中の『兵だつる者、我が影を怖るること』の品詞分解をしています。2回に渡ってお届けしていますが、このテキストは第2回です。 前回のテキストはこちら
品詞分解
※名詞は省略してあります。
さて(接続詞)、
妻
に(格助詞)、
「かれ
行き(カ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
追ひ出だせ(サ行四段活用・命令形)。
我(代名詞)
を(格助詞)
見(マ行上一段活用・連用形)
て(接続助詞)
震ひ(ハ行四段活用・連用形)
つる(完了の助動詞・連体形)
は(係助詞)、
怖ろし(形容詞・シク活用・終止形)
と(格助詞)
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
つる(完了の助動詞・連体形)
に(断定の助動詞・連用形)
こそ(係助詞)
あん(ラ行変格活用「連体形」の撥音便)
めれ(推量の助動詞・已然形)。
我(代名詞)
は(係助詞)
もの
へ(格助詞)
行か(カ行四段活用・未然形)
むずる(意志の助動詞・連体形)
門出
なれ(断定の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
はかなき(形容詞・ク活用・連体形)
疵
も(係助詞)
打ちつけ(カ行下二段活用・未然形)
られ(受身の助動詞・連用形)
な(完了の助動詞・未然形)
ば(接続助詞)、
よしなし(形容詞・ク活用・終止形)。
女
を(格助詞)
ば(係助詞)
よも(副詞)
切ら(ラ行四段活用・未然形)
じ(打消推量の助動詞・終止形)。」
と(格助詞)
言ひ(ハ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
衣
を(格助詞)
引きかづき(カ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
臥し(サ行四段活用・連用形)
に(完了の助動詞・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
妻、
「言ふかひなし(形容詞・ク活用・終止形)。
かくて(副詞)
や(間投助詞)、
弓箭
を(格助詞)
捧げ(ガ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
月見
に(格助詞)
行く(カ行四段活用・終止形)。」
と(格助詞)
言ひ(ハ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
起き(カ行上二段活用・連用形)
て(接続助詞)
また(副詞)
見(マ行上一段活用・連用形)
む(意志の助動詞・終止形)
とて(格助詞)
立ち出で(ダ行下二段活用・連用形)
たる(完了の助動詞・連体形)
に(接続助詞)、
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・今昔物語『兵だつる者、我が影を怖るること』(兵立ちける者)の品詞分解2
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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
『教科書 新編古典 古文編』東京書籍 |
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