常用対数
ここでは、対数の中の
常用対数についてみていきます。
常用対数とは、logで表される数の中でも、
底が10である対数のことを言います。
底が10なので、これらは全部
常用対数です。
これから常用対数の計算をみていくわけですが、出題のされ方は決まっているので、ここで解き方を学んだあとは、様々な問題を解いてなれていってください。
■(1)
これまで学習してきた
対数の計算法則を用いて、与えられた式を変形していきます。

より
■(2)

より
■(3)
与えられた式に、底が10の対数が含まれていません。このようなときは、
底の変換公式を用いて、底が10の対数に変形してしまいましょう。
以上みてきたように、常用対数の計算では、条件が与えられていることが多いです。今回は、

と

の値が与えられていたので、これらの数字を使って計算ができるように、式を変形しました。この
式の変形がうまくできるかが、常用対数をうまく解くミソです。
常用対数の計算は、与えられた条件が使えるように、式を変形してから計算する