対数
新しく
対数について勉強します。教科書には、
a>0、a≠1、M>0のとき
と書いてあるかと思いますが、これだけだとちょっと何を言っているのかわからないですよね。そこで、"log"に訳をつけて読んでみることにしましょう。
これは、日本語に訳すると、「
aを何乗したらMになりますか?」と言っています。何乗すればよいかがわかっている場合は、
ー①
とします。これは、「
aをp乗するとMになります」という意味です。「aをp乗するとMになります」は、
ー②
で表すこともできますよね。このために、①と②は同じ、つまり
となります。では具体的な数字の入った問題を解いてみましょう。
問題
次の対数の値を求めなさい
「2を何乗したら"8"になるかなー?」と考えます。3乗ですね。
次の対数の値を求めなさい
「2を何乗したら"1/4"になるかなー?」と考えます。−2乗ですね。
わからない人は、
指数の法則を思い出しましょう。
次の対数の値を求めなさい
最後はちょっとややこしいですが、同じように、「10を何乗したら"√1000"になるかなー?」と考えます。"√1000"は、
累乗根の公式を用いて
と変形することができます。つまり、"√1000"は、10を"3/2乗"した数だとわかります。
何をやっているかわからなかった人は、対数ではなく
指数の法則や
累乗根の公式がわかっていない可能性があります。思い当たる人は、対数の学習に進む前に指数、累乗根をもう1度復習しておきましょう。