定義域と値域
高校数学では、
y=f(x)(
0≦x≦4)
と記されることが多くあります。これはどういうことかというと、「
関数"y=f(x)"において、"0≦x≦4"の範囲だけについて考えなさい」という意味です。このxの範囲のことを
定義域といいます。
試しにf(x)=xとして"0≦x≦4"の定義域について考えてみましょう。
※関数について考えるときは、必ずグラフをかいてから考える癖をつけるようにしましょう。
ということでまずはグラフをかいてみます。
このグラフは、"0≦x≦4"の範囲を実線で、それ以外の部分を点線でかいています。
"0≦x≦4"の範囲において、yのとる値の範囲は、"0≦y≦4"となりますね。
定義域内において、yのとりうる値の範囲のことを
値域といいます。
練習問題
問題 次の関数について値域を求めなさい
(1) y=−x(−1≦x≦3)
(2) y=3x+1(0≦x≦2)
※関数について考えるときは、必ずグラフをかいてから考える癖をつけるようにしましょう。
■y=−x(−1≦x≦3)
まずは与えられた条件でグラフをかきます。
"−1≦x≦3"の範囲を実線で、それ以外の部分を点線でかいています。
値域は一目でわかりますね。
"−3≦y≦1"が値域となります。
■(2) y=3x+1(0≦x≦2)
この問題でもまずグラフをかきましょう。
"0≦x≦2"の範囲を実線で、それ以外の部分を点線でかいています。
値域は一目でわかりますね。
"1≦y≦7"が値域となります。
与えられたxの範囲が定義域
定義域の範囲内でyがとりうる値の範囲のことを値域