絶対値を含んだ1次方程式の計算
絶対値を含んだ1次方程式の解き方について説明していきます。
まずは次の公式を覚えましょう。
a>0のとき
|x|=aの答えは、x=±a
言葉でみると理解しづらいかと思うので、実際に問題を解きながら、絶対値を含んだ1次方程式の解き方になれていきましょう。
練習問題
問題 次の方程式を解きなさい
(1) |x|=5
(2) |x-2|=-3
■(1) |x|=5
先ほど紹介した公式では、「a>0のとき|x|=aの答えは、x=±a」と書いてありました。
実際に問題を解くときには、このようにごちゃごちゃと考えないで、「
絶対値をはずして右辺に±をつける」ことで簡単に解くことができます。
|x|=5の場合、
左辺の絶対値をはずして、右辺に±をつけます。
x=±5
これが答えです。
■(2) |x-2|=-3
(1)と違って、絶対値の中が"x"ではなくて"x-2"、そして右辺にはマイナスがついています。このような場合も同じで、
絶対値をはずして右辺に±をつけていきます。
x-2=±(-3)
つまり、"x-2=±3"をみたすxの値が答えとなります。
"x-2=3"、"x-2=-3"をそれぞれ解くと"x=5、-1"が答えとなります。
絶対値を含んだ1次方程式を解くときは、絶対値をはずして右辺に±をつける