ロマン主義絵画
19世紀に入ってから、古典主義絵画とは別に、ロマン主義絵画が生まれてきます。
ロマン主義絵画は、フランスの画家
ジェリコによって始められ、古典主義絵画より更に情熱的・幻想的なものでした。
ドラクロワ(1798〜1863)
ロマン主義絵画を先導し、数多くの傑作を残した画家です。
ギリシア独立戦争の状況を描いた『
シオの虐殺』や、フランス7月革命を描いた『
民衆を導く自由の女神』が有名です。
『シオの虐殺』
『民衆を導く自由の女神』
自然主義絵画
古典主義絵画の理想像を描いた作品やロマン主義絵画の誇張の表現を避け、見たままの自然の姿を描こうとしたものです。
ミレー(1814〜1875)
フランスの自然主義画家で、農村のありのままの姿を描いた作品を多く残しました。代表作に『
落穂拾い』、『
晩鐘』があります。
『落穂拾い』
『晩鐘』
ゴヤ(1746〜1828)
スペインの画家です。ゴヤは自然主義画家には属さず、独自に幻想的・風刺的な作品を描きました。作品を通じて当時の事件などを描き、ナポレオンのスペイン侵攻をテーマとした『
5月3日の処刑』などが有名です。
『5月3日の処刑』
写実主義絵画
19世紀中頃に起こった、人間や自然の状況を客観的に描写する絵画のことです。当時盛んだった社会主義運動と密接な関わりがありました。
ドーミエ(1808〜1879)
革命と共和主義を支持した画家で、民衆の立場からさまざまな作品を残しました。ルイ・フィリップの七月王政を風刺した『
ガルガンチュア』が有名です。
『ガルガンチュア』
クールベ(1819〜1877)
農村の生活や風景を描きましたが、その後パリ=コミューンに参加し投獄され、スイスに亡命しました。
『ノルマンディーの海岸』