新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

男性の衣装に関する言葉

著者名: 春樹
Text_level_1
マイリストに追加
はじめに

古典を読んでいると、どのような衣装を身にまとっているのかがよく記されています。これは、当時は身分によって身につけられる物が厳しく制限されていたために、衣装を記すことでその人物がどれほどの位にある人なのかを暗示できたからです。

つまり、この衣装に関する言葉をおさえておくことは非常に大切なことなんですね。
束帯(そくたい)

正装として最も格式の高い衣装が束帯と呼ばれるものです。歴史ドラマなどで、公家の人たちが身につけているのを記憶している人も多いかもしれません。
ALT

写真のように「」をかぶって、「しゃく」(おじゃるまるが持っているやつ)を持ち歩きます。
直衣(のうし)

「のうし」の読ませ方は過去に大学受験の問題で出されたことがありますので、押さえておきましょう。直衣はいわゆる、上級貴族の普段着にあたります。

束帯では冠をかぶるのがルールでしたが、直衣の場合には烏帽子(えぼし)をかぶり、指貫(さしぬき)とよばれる、だぼっとしたパンツをはきます。
狩衣(かりぎぬ)

直衣が上級貴族の普段着ならば、では下級貴族(正確には6位以下の貴族)の人たちはふだん、どのような衣装を着ていたのでしょうか。それが、狩衣と呼ばれるものです。
(※貴族の位については「古典での役職のランキング」というテキストで詳しくかいていますので、興味のある方はそちらを参照してみてください。)
ALT


ちなみにこの衣装は、上級貴族にとってはスポーツをするときの衣装になります。この時代のスポーツと言えば、そう!蹴鞠(けまり)ですね。
直垂(ひたたれ)

直垂とは、狩衣を正装とする者よりもさらに身分の低い人たちの正装です。
ALT

Tunagari_title
・男性の衣装に関する言葉

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
『らくらくマスター古典常識』 河合出版

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 13,124 pt 
 役に立った数 3 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。