tan²α/2=(1-cosα)/(1+cosα)の証明
tan²α/2=(1-cosα)/(1+cosα)の証明の前に、
2倍角の公式:cos2α=2cos²α-1=1-2sin²αが成り立つことを理解しておきましょう。2倍角の公式が成り立つことを前提に証明をしていきます。
証明
sin、cos、tanの関係より
なので、両辺を2乗すると
-①
となる。このとき2倍角の公式よりcos2α=2cos²α-1=1-2sin²αなので、これをそれぞれ変形すると
-②
-③
②式、③式を①式に代入すると
ここで、
「α」を「α/2」に置き換えると
が成り立つことがわかる。
証明おわり。
練習問題
半角の公式を用いて、tan30°の値を求めよ。
tan30°ということは、
ということなので、半角の公式より
0°≦θ≦90°のとき、tanθはtanθ>0となることから、tan30°>0であることがわかる。このことから
答え:tan30°=1/√3