「ひそかに心知れる人」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
かかるうちに、なほ悲しきに
堪へずして、
ひそかに心
知れる人と言へりける歌。
現代語訳・口語訳・意味
こうしているうちに、いっそうの悲しさに我慢できずに、
こっそりと(互い)の心を理解している人(妻のこと)と詠んだ歌
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| ひそかに | ナリ活用の形容動詞「ひそかなり」の連用形 |
| 心 | 名詞 |
| 知れ | ラ行四段活用「しる」の已然形 |
| る | 存続の助動詞「り」の連体形 |
| 人 | 名詞 |
主な出典
【土佐日記「帰京」】
思ひ出でぬことなく、思ひ恋しきがうちに、この家にて生まれし女子の、もろともに帰らねば、いかがは悲しき。船人もみな、子たかりてののしる。かかるうちに、なほ悲しきに堪へずして、ひそかに心知れる人と言へりける歌。